「無いものは作ればいい」

 瀬戸内の島の人は、そういう心意気らしい。

今回取材したのは、愛媛県大三島に住む森さん夫妻。

以前、しまなみ海道をサイクリングする中でこの島に出会ったという。

まさに自分たちが生き物らしく生きられる場所だと予感し、都会を飛び出して移住。自身が旅好きだったことから、2019年にゲストハウス「大三島 素泊まり茶房 トマリギ」を開業した。

人によっては、ゲストハウスはガヤガヤして何だか落ち着かない。特に長距離のサイクリングや歩き旅で疲れきっているとき、それは辛い。

だからこそ「しっかり休むための場所」を提供したい。

トマリギのドミトリーは優しく包み込んでくれるような木の空間。

ここでぐっすり眠れば、また明日元気に出発できる。

今、森さん夫妻は模索していることがある。

「自分たちが好きなお茶をエンターテインメントとして提供できないか?」

日本各地を旅する中で集めたお茶。

春に摘んだ葉

冬に摘んだ葉

一杯ずつ大切に淹れたお茶を飲み比べる。

季節ごとに風味が違う。胃に温かな感覚がじんわり伝わる。

これこそ、疲れた身体が欲しがっていた癒しだと気づく。

最近、茶畑まで作ってしまったとのこと。

いつか自分たちのお茶を飲んでほしい。

瀬戸内の島でうまく育つかどうか、全くの未知数。

誰もやったことがないことに挑戦する 森さん夫妻。

今回トマリギに泊まって、森さん夫妻からワクワクする話を聞くことができた。明日また頑張るための力をもらえる、そんな素敵な宿だった。

【大三島 素泊まり茶房 トマリギ】 WEBサイト

https://oomishimatomarigi.wixsite.com/tomarigi?lightbox=dataItem-k135s8ml

所在地 〒794-1304 愛媛県今治市大三島町宮浦88